迷いの森を彷徨って・・・

今日からストンプの朝練のはずなのに初日から寝坊。さいさん言うけど、どうしようもない人です、僕は。

いつも30分遅刻するけど、放課後に1時間自主練するのと、いつもきっちり時間を守って、部活が終わったらさっぱりとかえるのでは、どっちが優秀で実力があるかって言ったら、僕は断然後者だと思います。
そんなの世の中の常識でわかってるはずなのに、僕の状態は完全に前者。最低限のけじめもつけられないとような人に上達への道なんて神様が与えるはずもなく、「いつまでたっても上達しない落ちこぼれ」という名の森を彷徨っているだけです。いくらあるたって、ちゃんと道を見据えなくては抜け出せない無間地獄とも言えるかも知れない。
こんなんだから、今まで出来た勉強すら出来なくなってしまうんだと思う。
そんなこと理解してても、歪んだ空間からは普通の考えじゃ抜け出すなんて不可能。堕落という大木の根元に等加速度運動的に近づいていくだけ・・・。
昨日決心したにも関わらず次の日に早速約束を破ってしまう。デフレスパイラル。
段々心まで歪んできて、授業なんかもうわのそら。
屁理屈とか無駄で卑劣な財産だけどんどん積み重なっていき、やり残したことは借金のように高く積み重なっていく。

昔は、委員会とか部活とかでいそがしくったて、常にクラスの上位をキープ、自分の力で多くの人を救いたいというなんとも大それたことを考えながら、医者になりたいとか考えていた。
でも、そんなの一瞬高嶺の花を臨んだ一人の偽善者の単なる傲慢な思想に過ぎなかったのかも知れない。
木を見ても森を見ないただの井の中の蛙。いや、水溜りの中のミミズだ。
高校入試を特色化で受かって自分はひょっとしたら特別なんじゃないかと淡い夢を見た愚か者。

現実はそう甘くない。現実を見ると、本当に医者を目指すならもっと努力しなきゃいけないと思った、いろんなことを。
こんな僕なんかが医者になんかなってしまったら、人を救うどころか、多くの人を予定外の早さで冥土に送る地獄の門番、ミスをかき消し、のうのうと権力という甘い蜜をすする最も許しがたい、医師免許を持った殺人鬼になりかねない。
もっと自分を見つめなおさないと。

高校に入って弦バスになって正解だったのかもしれない。よく表で目立つ人も大事だけど、目立たないところで凄く大事なことをしている人もいる。そうゆう面が僕に見せてくれたことは多分神様が暗黒の森に落としてくれた一つの希望のランタンなんだろう。今度こそ歪みの国から人らしい世界に帰還してみせる。